子宮頚癌は、近年では20代後半から30代に急増、若い女性の発症率が増加傾向にあり、健診の普及と予防処置が急がれてきました。この癌は、ウィルスによって起こることが立証された数少ない癌のひとつです。その原因ウィルスの発見者、ドイツ・ハラルド・ツア・ハウゼン博士は、2008年ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。ウィルスの発見によって、ワクチン接種での予防の道が大きく開けてきました。原因ウィルスのヒトパピローマウイルス(Human papillomavirus:HPV)は、「いぼ」などの病変をひきおこしますが、そのなかでHPV 16型とHPV 18型と呼ばれる2種類は、多くは性交渉の時に感染しますが、長年の感染によって、子宮頚癌への進展が懸念されます。この二つのタイプに対するワクチンが、商品名サーバリックスです。このワクチンは、HPV 16型とHPV 18型に対する抗体を体に作らせ、ウィルスが子宮の奥深く進入するのを防ぐ仕組みです。とりわけ、性交渉開始前の小学校高学年から十分な抗体を作っておくことが肝要です。
- その効果
- 副作用
長期的な効果は今のところ一部不明のところもありますが、ワクチンを3回きちんと接種した人では、最長で6.4年間は、HPVの感染を防ぐのに十分な量の抗体ができていることがわかっています。
疼痛や腫張は、他のワクチンより、やや強いようです。重大な副作用は、世界での実施100国以上では、稀れなようです。
- 接種のスケジュール
- 接種年齢:中学生以上の女性
- 初回、2回目(1ヵ月後)、3回目(6ヵ月後)(下の図をクリックしてください)
何歳くらいまでの女性に接種すべきかは、決まっていないのが現状ですが、個々の希望でご相談に応じます。ただし、無料助成の対象は、中学生と高校1年生の女性です。
- 子宮がん健診のすすめ
子宮頚癌は、ワクチン接種をしたからと言って、100%予防できるわけではありません。対象年齢の方は、かならず 1~2年の間隔で子宮がん健診を受けてください。健診の詳細は、健診メール予約フォームでお問い合わせください。
- 価格・予約方法
5月17日から接種開始しています。価格は、組合員価格で、1回 14000円です。メール予約(携帯でも可)が可能です。予防接種予約フォームからお申し込みください。電話は、06-6659-1010 西成民主診療所まで。
- 参考:子宮頚がん情報サイト
特報
2011年2月から、ようやく 子宮頸癌ワクチンの公費助成制度が始まります。大阪市にお住まいの方は、西成民主診療所での接種は無料となります。これを機会にぜひご予約ください。




