カテゴリー別アーカイブ: 子どもの病気

再びロタウィルスによる感冒性腸炎

この冬の期間、ロタウィルスによる感冒性腸炎が、続いています。写真は、お尻から採った便の迅速検査です。少し、薄いですが、「Rota」の所にラインが出ています。感染力が強いので、病児保育では、隔離としますが、インフルエンザも流行りだした今の時期、「隔離室」が満室になることが多く、ご迷惑をおかけしています。なるべく保育のご要望にお応えしますので、ご相談ください。
昨年の記事もご参照ください。

ロタウィルス迅速検査


年末年始の休園のお知らせ

年末年始は、以下のように休園しますので、よろしくお願いします。
12月29日(木) 通常通り(午前8時~午後6時)
12月30日(金) 休み
12月31日(土) 休み
1月 1日(日) 休み
1月 2日(月) 休み
1月 3日(火) 休み
1月 4日(水) 休み
1月 5日(木) 通常通り(午前8時~午後6時)
年末になり、インフルエンザも流行りだしています。予防接種は、西成民主診療所では、年内は、12月27日まで行なっています。年明けは、1月上旬までで、一旦予防接種は中止したいと思いますので、ご希望の方は、早めに受診してください。なお、インフルエンザの時でも、まつぼっくりで保育しますので、ご相談ください。写真は、インフルエンザ迅速検査の結果(陽性)です。

インフルエンザ迅速検査


マイコプラズマ迅速検査を導入しました

マイコプラズマ迅速診断キット

今年は、マイコプラズマ感染の大流行だそうです。以前は、4年に一度、オリンピックの年に流行るとされていましたが、最近はその周期が短くなってきていると思います。マイコプラズマは、小児期の肺炎を起こす病原体のうち、約10%強を占めると言われ、細菌とウィルスの中間的な微生物です。年齢は、4,5歳から学童期にみられます。症状は、熱や咳など、一般の上気道炎、下気道炎(肺炎、気管支炎など)と変わりはありません。また、聴診しても正常のことがあり、レントゲンを撮ってはじめて診断できることも多いです。熱や咳は、比較的長く続き、以前勤務していた病院では、適切な抗生物質を飲んでも、1ヶ月くらい熱が続いた例を経験したことがあります。治療は、マクロライド系抗生物質(エリスロマイシンなどですが、一部耐性があります)と、一定期間の安静です。肺炎と診断されたら、入院加療が望ましいでしょう。回復期には、病児保育「まつぼっくり」でもおあずかりします。
診断方法は、肺炎・気管支炎の有無は胸部レントゲンと血液検査では、マイコプラズマの抗体を調べます。従来、抗体測定は、結果が出るのに1週間くらいかかりましたので、診察当日の診断には役に立ちませんでしたが、最近、マイコプラズマ迅速診断キットが開発されましたので、西成民主診療所でも、導入しました。(写真は、その説明書)診断の精度がやや劣ること、結果が出るまで、45分はかかることなどが欠点ですが、熱、咳が長引いている場合は、診療所までご相談ください。

インフルエンザB型も流行ってます

本日は、休日急病診療所へ出務でした。いつもの通り、急な発熱の子どもが大勢受診に来られました。そのうち、約3分の2くらいがインフルエンザ迅速検査で陽性で、数の上では、A型とB型が肩を並べていました。一旦、今シーズンのインフルエンザの流行は収まってきたようにみえましたが、ここにきて、B型インフルエンザを中心として、小学校や保育園などで再流行しているように思えます。
左上写真は、西成民主診療所外来での B型インフルエンザ迅速検査の結果です。Bの所にラインが入っているので、診断できます。
B型インフルエンザも、症状などはA型と大きな違いはありませんが、一旦解熱してもまた高熱が続いたり、タミフルなど抗インフルエンザ薬が効きにくい印象があります。治療は、A型とはほぼ同様ですが、こうした特徴をふまえて、水分補給などに努めてください。
「まつぼっくり」でも、隔離室の利用は、B型の子どもが多く利用しています。A型、B型は、ウィルスの抗原が違いますので、それぞれのタイプにしか抗体(病気への抵抗力)ができません。したがって、同じ隔離室にはできず、まつぼっくりの利用状況が刻々変化し、ご迷惑をおかけしています。空室状況は、トップページをご覧いただき、ご相談いただくようお願いします。

ロタウィルス性腸炎が流行っています

電子顕微鏡によるロタウイルス(スケールバー100nm)

ロタウィルスの電子顕微鏡写真

2月下旬になり、寒さも和らいできたかと感じられますが、今年の冬は、ロタウィルスによる胃腸炎が流行しています。大阪府感染症発生動向調査(2月 14日~ 2月 20日)では、感染性胃腸炎が増加しているとありますが、昨年のノロウィルスから、今年に入りロタウィルスが原因のことが多いようです。
この病気は、主に乳幼児が罹り、ノロウィルスと同様感染力が強いので、保育所で集団発生することが多くみられます。別名「白痢」ないし「白色便性下痢症」とも言われるように、下痢便は米のとぎ汁のような白色から薄いクリーム色になることが多いですが、必ずしも白色便とは限らず、普通の便色のこともあります。嘔吐を伴うこともけっこう多い印象です。熱がでることはすくないのですが、逆に高熱の場合、ほかに余病(合併症)がないかどうか、検査する必要があります。
ウィルスに対する特効薬はありませんので、対症療法が中心ですが、下痢を止める薬は、ウィルスが体内にとどまりつづけるので、使用しません。家での手当の具体的な方法は、家でこうしてあげて子どもの下痢・おう吐」をごらんください。
診断は、近年、便を綿棒でこすり検査する迅速キットが一般的になってきました。ロタウィルス感染が疑わしい時は、便をポリ袋に密閉して、診療所までご持参ください。(オムツのまま、ポリ袋に入れても結構です。)おうちでできない場合は、診療所でお尻の穴(肛門)から綿棒で採取します。検査は、5〜10分くらいで結果が出ます。下の写真で、Rota の所に、赤い線が入っているので、ロタウィルス陽性です。
ロタウィルス迅速検査
保育園など集団生活が可能になるのは、便の性状が、普通の便になってからで、約 1週間が目安です。
病児保育室「まつぼっくり」では、検査が判明した子どもさんは、感染を防ぐために隔離して保育するようにしていますので、隔離室の空き具合をご確認ください。他の伝染性疾患で満室の場合は、保育をお断りすることがあります。また、スタッフや子どもさんの手洗いの励行、使った寝具の消毒など、感染予防に務めていますが、やむを得ず感染する可能性もあることを、あわせてご了解ください。

この笑顔をいつまでも見守りたい

この投稿は、西成医療生協このまちサイトと同一記事です。

中止していました、ヒブワクチン肺炎球菌ワクチン4月1日より、再開します。保護者の方の同意を前提として、同時接種も可能です。接種時にご希望をお伺いします。電話06-6659-1010 ないし予防接種予約フォームでお申し込みください。

子どもの笑顔の写真 

2月から、以下のワクチンの公費補助接種が始まります。大阪市民なら、無料で、髄膜炎ワクチン(ヒブワクチン肺炎球菌ワクチン)、子宮頸癌ワクチンを受けることができます。母子手帳ないし保険証類をご持参ください。(大阪市ホームページ)対象年齢は、髄膜炎ワクチンは、生後2ヶ月から、4才まで(5歳未満)の男女児、子宮頸癌ワクチンは、中学生と高校1年生の女性です。(高校1年生は、2011年3月までに1回接種すると、4月以降の2回目、3回目も無料となります。)3種混合ワクチンなど他のワクチンとの同時接種も可能です。現在、西成医療生協では、接種の予約や接種間隔などは、個別の相談に応じていますので、お気軽にお相談ください。この機会にあなたやあなたの子どもさん、お孫さんの笑顔を絶やさぬように、ワクチンで予防できる病気はぜひ防いであげてください。
お問い合わせ、お申し込みは、℡ 06-6659-1010 ないし、予防接種予約フォームをお使いください。
今回の助成は、細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会などの広範な国民運動が背景となって実現したものです。ただし、予算措置は単年度のみの制度となっており、2012年4月以降も継続されるかは、細部は不透明になっています。今後、継続して髄膜炎、子宮頸癌ワクチンの定期接種化、おたふくかぜ、水ぼうそうをはじめとする無料助成の対象となるワクチンの拡大、一層の安全性を図るためにもポリオ不活化ワクチンへの切り替えなど日本のワクチン行政の改善、充実のために、さらに声を上げてゆきましょう。

インフルエンザの流行期になってきました

インフルエンザ迅速キット

昨年末から、成人を中心に流行してきたインフルエンザも、今週になって、小学校、保育園児へと罹患年齢層が下がってきました。遺伝子分析によると、一昨年に流行した「新型インフルエンザ」が大半を占めているようです。(診療所で行っている迅速診断キットでは、A型とのみ判定できるだけで、新型か従来の季節型かの区別はつきません。写真右、検査後約5~10分で、Aの部分が二重線になるので、A型インフルエンザと診断できる)今後も流行の広がりが懸念されますので、病児保育室「まつぼっくり」のご利用に当たっては、すこしでも室内感染を防ぐために、熱があるお子さんは、ワクチン接種の有無を問わず、原則としてインフルエンザ迅速キットによる診断を行うようにします。その診断結果により、保育室の割り振りをしたり、隔離室が満室の場合は、保育をお断りする場合もあります。ご迷惑をおかけしますが、諸事情をお察しの上、よろしくお願いします。

退院おめでとう!S ちゃん

退院してきた Sちゃん(真ん中)ひなたぼっこ」で、おじいちゃん、おばあちゃんに抱っこしてもらった Sちゃん、入院していましたが、先日元気に退院しました。今週は体調を整えるために、また「まつぼっくり」に来所する予定です。入院している間にも、ちょっぴりおねえちゃんになった感じです
実は、S ちゃんの病気、急性細気管支炎という病気で、RS ウィルスという病原体が原因でした。RS ウィルス感染は、大きい子どもでは、そんなに重くなることはないのですが、1才位までの乳児では、発熱や呼吸が速く苦しくなる、水分がなかなか取れないなど、重症になりやすいのです。血液の中の酸素もけっこう下がりました。幸い、約1週間の入院ですみました。よかったね!S ちゃん、今日は、一緒に遊んでくれたK 君と保母さんのスリーショットです。
RS ウィルス迅速検査RS ウィルスに罹っているかどうかは、10分ほどでわかる検査があり、鼻腔を綿棒でぬぐって調べます。実は、この検査は入院するのを前提でないと健康保険が適応されず、単独の診療所では数千円の自費診療になり、なかなか検査しづらくなっているのです。冬に向かって RS ウィルス感染の流行が懸念されますので、西成民主診療所では少し工夫して、同じく細気管支炎を起こしやすいアデノウイルスも一緒に検出する検査キットを導入しました。これだと、アデノウイルスの分で保険が効きます。また、酸素が下がっているかどうか指にセンサーをテープでつける乳児用のパルスオキシメータも装備しています。RS ウィルス感染かどうか心配なら、診療所外来までご相談ください。(左写真が、RS ウィルス迅速検査キット、下に赤い横線が現れているので、RS ウィルス陽性です。ただし写真は、S ちゃんの検査結果ではありません。また、現在使用している検査キットとは異なります。)

アンパンマンの冷えピタ

アンパンマンの冷えピタ

まつぼっくりでおあずかりした子供さんではないのですが、外来におでこにアンパンマンが書かれた冷えピタを貼っている K くんが受診しました。あまりに可愛いので写真を撮らせていただきました。ママが書いて貼ってくれたんでしょうね。昨日からお熱があるそうです。少し涙目ですが、早くお熱が下がってね。

まだまだ暑い日が続いています

今年の夏は、大阪では猛暑日が連続14日間だったとか、7月、8月は、病児保育も「夏枯れ」と言われていましたが、「まつぼっくり」は連日熱のある子でにぎわっています。猛暑は子どもの感染症のパターンも少し変化させるようで、まだまだ「夏風邪」のシーズンも終わりそうにありません。そんな中、今日はめずらしく病児保育をしている子どもはゼロ、忙中閑ありで、9月に行われる民医連小児科研究集会にむけてのスライドの準備をしました。そんな中から、これまでの「まつぼっくり」で撮ったスナップ写真を一気に公開します。(前半三分の二くらいは、昨年12月に行われたクリスマス会の模様です。)
子どもさんが熱のある時はくれぐれも水分補給と、肌着をこまめに替えること、少し元気になれば、シャワーなどで汗を流してくださいね。また早めに「まつぼっくり」へ連絡してくださいね。

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