マイコプラズマ迅速検査を導入しました

マイコプラズマ迅速診断キット

今年は、マイコプラズマ感染の大流行だそうです。以前は、4年に一度、オリンピックの年に流行るとされていましたが、最近はその周期が短くなってきていると思います。マイコプラズマは、小児期の肺炎を起こす病原体のうち、約10%強を占めると言われ、細菌とウィルスの中間的な微生物です。年齢は、4,5歳から学童期にみられます。症状は、熱や咳など、一般の上気道炎、下気道炎(肺炎、気管支炎など)と変わりはありません。また、聴診しても正常のことがあり、レントゲンを撮ってはじめて診断できることも多いです。熱や咳は、比較的長く続き、以前勤務していた病院では、適切な抗生物質を飲んでも、1ヶ月くらい熱が続いた例を経験したことがあります。治療は、マクロライド系抗生物質(エリスロマイシンなどですが、一部耐性があります)と、一定期間の安静です。肺炎と診断されたら、入院加療が望ましいでしょう。回復期には、病児保育「まつぼっくり」でもおあずかりします。
診断方法は、肺炎・気管支炎の有無は胸部レントゲンと血液検査では、マイコプラズマの抗体を調べます。従来、抗体測定は、結果が出るのに1週間くらいかかりましたので、診察当日の診断には役に立ちませんでしたが、最近、マイコプラズマ迅速診断キットが開発されましたので、西成民主診療所でも、導入しました。(写真は、その説明書)診断の精度がやや劣ること、結果が出るまで、45分はかかることなどが欠点ですが、熱、咳が長引いている場合は、診療所までご相談ください。

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