西日本小児医療研究集会で発表

9月11日に行われた、民医連の小児科関係者が集う第5回西日本小児医療研究集会で、「病児保育を知ってもらおう~目指せ登録者300人!!」とのタイトルで演題発表しました。石川県健生クリニック病児保育室ほっとルームの保育士の方とも有意義な交流ができました。以下その発表スライドです。図をクリックすると、スライドPDFが表示されます。

病児保育を知ってもらおうスライド

発表内容は、以下を御覧ください。

2009年10月に大阪市の委託事業として開室しました。
大阪市内6番目の病児保育室で、地域ではほとんど馴染みがなく10月は利用10人とかなり認知度が低いスタートでした。その後新型インフルエンザを受け入れたことで少しずつ利用は増え、約半年で延べ利用人数は196名。登録者77名でした。
2010年4月より大阪市からの補助金は出来高制となったので延べ利用人数600人を目標としました。開室1年を迎えた10月より17時までだった利用時間を18時までの延長保育可能としました。昨年から課題だった延長保育を始めたことで大きく利用が増え12月末には利用人数が600人目前となったので目標を800人としました。2010年度延べ利用人数は目標を大きく超える856人となりました。登録者は202名でそのうち利用したのは117名。一番多い利用児で延べ62日、次に59日でした。延べ20日以上の利用児が14名とリピーターに支えられた1年であったように思います。利用が増えていく中で少しずつ認知度が上がってきていることを実感しています。しかし、昨年度利用した方が今年度も利用するというわけではなく、年度ごとに利用者は変わりつつあります。2011年度はもっと多くの方に知ってもらうために登録者300人を目標としています。

宣伝活動の取り組み…

1 4月に周辺7つの区役所や区内全保育所、子育て支援センター、図書館にパンフレットやお便りを持っていき、置いてもらえるようにしています。許可が出たところでは1日の様子などを写真付きで作成した手作りのポスターも掲示してもらっています。お便りは年4回発行し、地域の保育園では全園児に配布してくれるようになりました。また、所長の大里医師が作成したブログでもお便りや利用状況を案内しています。
2 子育てネットに参加。子育てネットは社会福祉協議会や支援センター・保育所・学童・子育てサークルなど約70団体が所属しており、月1回の会議ほか独自の行事を企画したり、広報紙を発行したりしています。地域の子育て団体と情報交換ができる貴重な場として昨年より会議に参加しお便りの案内などもしています。以前に比べて少しずつ興味や親しみをもってくれるようになっています。
3 近隣の病後児保育室や子育てプラザとお互いに登録してもらえるよう声掛けをしたり、利用状況などで連絡を取り合ったり連携しています。
4 イベントの企画。年間4回を目標にしています。
5 保育園の保護者会への参加
イベントは病気の時以外にも気軽に集える場所や関係でありたいと思い始めました。また、病児保育ってどんなところかわからないし利用するのは不安だな…と思っている人もまずは参加して楽しんでそして知ってもらえたらと思っています。イベントには子どもが楽しめるものと保護者が参加できるものの2パターンで考えています。子どもが楽しめるものとして2009年度から行っているクリスマス会と今年新たに夏のお楽しみ会を企画しました。こちらはその時の写真です。いつもはぐったりしていたりおとなしく過ごしている子どもたちも元気にあそべたり、笑顔いっぱいな姿が見られたり、私たちも楽しみにしています。
2010年10月には1周年記念としてまつぼっくりの半日を親子で体験してもらうオープンキャンパスを企画しました。ここで事例を紹介します。

*T親子:母と子ども2人で参加。

保育園でパンフレットを見て気になっていたということで参加されました。気になっていたが病気でないと見に来てはいけないと思っていたや子どもがなじんでくれたので安心して利用したいと感想を述べてくれました。
お母さんは2011年4月より職場復帰するとのことで今年6月の利用で久々にお会いしました。仕事が始まり忙しくしているようでした。この企画のときには兄弟の関わりやおうちでの様子などゆっくり話ができたので良かったなと思いました。

*K親子:母と子ども(2歳)2人で参加。

開室当初から利用していることで友人から当施設のことをよく聞かれるので日中の様子などを知りたいと参加。家では食べない野菜を食べていたり、一日の流れがわかったなど感想をもらいました。
この企画は利用していない親のきっかけになればと思い考えたものでした。利用している親子の参加に戸惑いましたが、利用していても一日の様子はお迎えでお伝えしているだけなので気になることや分からないこととかあって当然だなと思い、お迎えでの対応の大切さと改めて感じました。
次に今年新たな取り組みとして保育所の保護者会に参加しました。保護者会へのアプローチは昨年度から考えていた案でしたが、交流には至っていませんでした。今年は偶然開室当初から利用しているお母さんが保護者会会長になり案内を配りたいと提案をいただいたことで参加することができました。こちらはそのお母さん手作りの案内で全園児に配布してくれました。利用しているお母さんの素直な感想が載っていたり利用しているからこそのコメントがあり嬉しかったです。お母さん同士の口コミは大きく同じ保育園からの登録が増えました。

◎まとめ

宣伝活動は昨年から行っていますが区役所や保育所の反応は大きく変わり、保育所ではお世話になっていますと声をかけてくれたり利用児についての情報交換ができたり、一年での対応の変化に驚きました。病児保育や当施設についての認知や関心が上がってきていることが目に見えてわかるようになり、少しずつ地域に広がっていることがうれしく思います。現在登録者は214名と去年のこの時期に比べて100名多い登録です。昨年は45月の後登録者は大きく減少しましたが、今年は毎月約20名を超える登録があります。ネットや電話での問い合わせも増えています。病児保育を知り、身近に感じることが登録に結びつく第一歩だと思います。これからも多くの方に知ってもらえるよう保育園へのアプローチや宣伝など考えていきたいです。

西日本小児医療研究集会で発表」への2件のフィードバック

  1. かぁちゃん

    いつもお世話になっております。

    うちの保育所でも、保護者会でプリントとパンフレットを配分してから、まつぼっくりの事を聞いてくる保護者さんが増えてきました(^_^)

    働く親にとって、病児保育は本当にかかせません。

    大阪市で6ヶ所。

    まだまだ少ない気がします。

    もっと沢山の方に利用してもらえる様になる事を願うばかりです。

    昨年度は末娘の体調が思わしくなく、長きにわたりお世話になったので、人一倍、病児保育の有り難さがひしひしと伝わりました。

    これからも、頑張って下さい。

    返信
    1. ふらっと

      保育士の前田です。
      コメントいただきありがとうございます☆
      保護者会への参加というのは私にとってまた一歩地域に踏み出せたかなと思えることでした。手作りの案内はあまりに嬉しく勝手ですが使わせていただきました。
      最近は利用している方からの紹介で登録や利用に来てくれる方が増えており、口コミの『力』はほんとに大きく感謝しております。

      「病児保育」まだまだ課題はたくさんあります。
      まずは≪まつぼっくり≫をたくさんの方に知ってもらい、
      親も子どもも安心して利用して頂ける場となるよう頑張っていきたいと思います。

      返信

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