復刻版「すくすく」第25号

元の文章をできるだけ現状に合わせるように訂正してありますが、なお不正確な個所があることをご承知おきください。また、固有名詞は、イニシャルで置き換えました。

復刻版「すくすく」一覧

西成医療生協ロゴ2004年4月12日発行

皆様、こんにちは!!4月も半ばに入り、ポカポカとした暖かい季節になりましたねェ…前回に引き続き今回も 歯の楽しいお話の第3弾をしたいと思います。

はははの楽しい話

「おふくろの味!?」
「子どもは甘いお菓子やスナック菓子が好き」と思いがちですが果たして本当に好きなのでしょうか…
味覚には甘味・塩味・酸味・苦味の四つがあります。味はつぼみのような形をした『味蕾』(みらい)というところで感じます。この味蕾は下や上あごの奥に存在します。味を感じる場所は、甘みは舌の先、塩味は舌の先から両脇、酸味は舌の両脇、苦味は舌の奥です。赤ちゃんは生後2~3日で甘い物が好きという反応を示します。
それとは逆に、塩辛い物などには興味を示しません。しかし、塩分の多い物や甘い物を習慣として与え続けていけば、やがてそれらの物を要求するようになります。味覚というのは、知らずに慣れてくるものなのです。そして人間の味覚は十歳前後で決定され、一生涯その影響を受けるため、大人になってから味の好みを変えることは難しくなってきます。つまり、味覚が決定される時期に繰り返し食べていたものが好き嫌いに反映されてしまうのです。
近頃、『ジャンクフード』という言葉をよく耳にすると思いますが、ジャンクとは「ガラクタ」や「クズ」などを意味する俗語です。
すなわち『くだらない食べ物』=『身体に良くない食べ物』という意味を持ちます。甘いお菓子はこの『ジャンクフード』に含まれる訳ですが、ポテトチップスなどのスナック菓子もこの中に入ります。ポテトチップスの原材料となるイモには脂質は含まれていませんが、油で揚げることにより約35%の脂質が含まれます。その上、塩分も多くカロリーが高い(ご飯2~3杯分と同程度)のです。
子どもが好きとされている食べ物には、歯ごたえがなく、あまり噛まなくても食べられる「軟食」がありますが、これらの食べ物には大量の脂質が含まれています。脂質の摂りすぎは肥満などの原因に、塩分の摂りすぎは高血圧の原因となってしまいます。また、甘い物の摂りすぎはご存知の通り、虫歯の原因となるだけでなく、血液中のカルシウムを大量に使って骨の成長を妨げる原因となります。虫歯の多い子どもはたいてい甘いものや油っこい物、塩辛い物しか食べられません。身体に良い食べ物を与えても、虫歯が多く噛めないという悪循環に陥ってしまうのです。
Suger(砂糖)のS、Oilの(油)のO、Salt(塩)のS、この『SOS食品』を10歳までの味覚が決定される時期に摂り過ぎてしまった歯イラストら……「おふくろの味」ではなく「袋(スナック菓子)のお味」を覚えてしまいます。それでは、あまりに悲しすぎるではありませんか。そうならないためにも『SOS食品』の摂りすぎは控えるべきです。そして軟らかい物ではなく、歯ごたえのある物を良く噛んで食べる事によって、虫歯予防にもつながります。歯を守ることは、子どもの生活習慣病を防ぐ第一歩です。

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