復刻版「すくすく」第 2号

元の文章をできるだけ現状に合わせるように訂正してありますが、なお不正確な個所があることをご承知おきください。また、固有名詞は、イニシャルで置き換えました。

復刻版「すくすく」一覧

2002年5月10日発行

西成医療生協ロゴみなさん こんにちは!!
西成医療生協の天下茶屋民主診療所です。
新緑の季節ですが、連休中は楽しく過ごせましたか?
今回は、あたふくかぜが流行していますので、少し特集してみました。病気の特徴・治療や療養生活などについて書いてみました。参考になれば幸いです。
さて、創刊号の子育て奮闘記はいかがでしたか? 同じ思いで毎日頑張っているお母さんも多いこととでしょう。もっともっと組合員さんのご意見をいただき、いっしょに元気なからだづくりをはじめましょう。

予防接種だより 第 2回

おたふくかぜの予防接種について

天下茶屋民主診療所でも3月頃よりおたふくかぜに罹患した子供さんが受診されて以来、5月にはいっても受診されています。今回は、おたふくかぜについてのニュースです。

  • 知っておきたいこと
流行性耳下腺炎ともいい、ムンプスウィルスが原因です。3~9才くらいのお子さんがかかりやすく、一度かかると終生免疫ができます。保育園や幼稚園・学校など集団の場で流行し、免疫がなければどの年齢でも発症します。
主な症状は、発熱と耳の付け根やあごにある耳下腺・顎下腺の腫れで、順調に経過すれば軽くすみますが、髄膜炎をおこすこともまれにあります。吐気・嘔吐があれば病院へ。ごくまれに、難聴をきたすこともありますので耳が聴こえにくい等あれば至急耳鼻科受診をして下さい。
  • 予防接種の副反応は?
ワクチンを摂取して2~3週間後に、2~3%の確率で発熱や耳下腺の腫れが起こります。2~4週間後には数千人に1人の確率で無菌性髄膜炎がおこりますが、これらの症状は自然感染した場合よりも軽くすみます。
  • 《おたふくかぜの気がかり》

Q 親も予防接種を受けたほうがいいですか?
A おたふくかぜをはじめ、「はしか」や「風しん」、「水ぼうそう」は、伝染力の強い病気です。保育園や幼稚園での集団生活で子供がかかってくることも多く、1人かかれば免疫のない家族はほとんど感染すると考えていいでしょう。これらの病気には、大人が感染すると症状が重くなりやすいので、もしお父さん・お母さんが明らかに過去に感染していないのであれば接種はおすすめです。
Q 上の子が感染してからではもう遅い?
A おたふくかぜの潜伏期間は2~3週間で、発病の前から他人にもうつるようになります。つまり、上の子が発症しているなら、免疫のない周囲の人にはすでに感染している可能性が高いと考えてください。また、その時点でワクチンを接種しても必ずしも予防にはなりませんので、小児科ではこの時点での接種をすすめないでしょう。

  • 《おうちでのケアー》
おたふくかぜの特別な治療法はありません。安静にしておくことが一番です。腫れるのは左右両方のことも、片側だけのこともあります。熱も、高熱が出る場合と出ない場合もあります。腫れは、1週間から10日ぐらいでおさまりますが、ピーク時には食べ物を噛めないほど痛みを伴うことがあります。この場合、冷やしたタオルを当ててあげると気持ちよくなるでしょう。食事も、噛まずにすむ柔らかで、のどごしのよい食事を工夫しましょう。お豆腐・ポタージュスープ・プリン・ヨーグルトなどもいいと思います。
腫れがひくまでは感染力がありますので、その間は元気でも家の中で遊ばせ、他の子にうつさないようにしましょう。
  • 【注意】耳の下が腫れたからと、おたふくかぜと自己判断せず必ず小児科を受診しましょう。リンパ節炎や化膿性耳下腺炎など抗生剤での治療が必要な病気も考えられます。!!

関連:家でこうしてあげてシリーズ「おたふくかぜ」


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